ニチコンの評判・口コミ

• 勤務先：ニチコン
• 性別：男性
• 年代：30代
• 雇用形態：正社員
• 職種：設計
• ステータス：過去3年以内に在籍していた
• 評価：★☆☆☆☆

ニチコンへの入社理由・志望動機

通勤は車を使うことが当たり前の地域ですが、家から10分ほどで通えるのが選んだ理由です。また、地元にある一部上場企業で安定した収入を得られるというイメージから選びました。転職を考えていたとき、たまたま職業安定所に高専卒以上の設計者の求人募集が出て募集資格もはまっていたため、より安定した職業に就きたいと考えて応募しました。

---

ニチコンでの年収・給料：400万円

設計者として勤務していましたが、もともとの基本給が低く残業することでしか給料を上げられなかったため、仕事量に対して給料が見合っていませんでした。設計者の資格手当もありませんでした。設計者として特許も取得してロイヤリティが発生するはずでしたが、上司のパワハラを受けて特許を活用することができずに全く収入につながりませんでした。また、会社都合で工場閉鎖に追い込まれたのですが、継続する代わりに従業員が一律職級手当をカットされたため、給料が約1割削られました。

---

ニチコンのワークライフバランス

業務内容的には残業をしないと業務を回せないようなレベルでしたが、2時間以上残業すると上司からそれ以上残業をするなと指導を受けることになります。ただ、サービス残業は黙認するという状況だったため、タイムカードで退勤を切ってから仕事をするという悪しき慣習の中で業務をこなすことが常態化していました。効率よく仕事をするという認識もないため、生産効率を上げるよりも真面目に見えるように無駄な時間と労力を割いて仕事に取り組む人間が評価されていました。

---

ニチコンの福利厚生

ニチコン株式会社本社から子会社化した工場になった際に、職級手当として約1割の給料カットと休日を10日間ほど削られました。休日をカットされるのは、従業員は10日間のタダ働きを強要されたことになります。組合が訴えかけるも全く相手にされずに数年間が過ぎまして4日ほど戻ってきただけという状態です。有給休暇については暗黙の了解で取得はなかなかできない状況です。また、取得する際は上司の確認が必要で理由も細かく聞かれたり、場合によっては許可してもらえないというあり得ない状況でした。

---

ニチコンはホワイト／ブラック？

本社のマザー工場という位置付けの工場でしたが、突然の閉鎖が言い渡されました。株主向けの体裁上の閉鎖だったようで、実際には内部は何も変わらず工場の名前を変えただけで稼働を続けています。その閉鎖の際に給料1割カット、休日10日カットというあまりにも従業員を無理した理不尽な対応を取られました。サービス残業も常態化、上司のパワハラも常態化していて内部告発があるものの揉み消されている始末で、とても一部上場企業とは思えない状況です。

ニチコンへの入社理由・志望動機

同社へ入社したのが、ちょうど東日本大震災が発生したタイミングでした。世間的にエコの意識が高まる中、いち早くそのビジネスに着目し電池事業を展開していたので、これからの成長産業として非常に魅力を感じました。もともと電子部品であるコンデンサを主力とする企業であり、蓄電のノウハウも高いので、同社を志望動機の優位に位置づけたところもあります。

---

ニチコンでの年収・給料：400～499万円

1日の平均残業時間は3～4時間ですが、みなし残業制度を取り入れていたので、月の残業代は20時間しか支払われず非常に不満でした。また、私は国内のコンデンサ事業を主に担当していましたが、昨今客先ではデザイン・イン活動（国内で開発、海外で生産）が進んでおり、受注に向けて海外販社とも連携を取っていました。実質売上は海外でしか計上されないので、数字上自身の評価には結びつきにくく、ボーナスに反映されにくい点もあり、正当な評価を受けていたとは到底思えませんでした。

---

ニチコンのワークライフバランス

品質トラブルが多く、平日も深夜まで残業したり、場合によっては休日出勤も日常的にありました。受け持つ担当先次第でワークライフバランスは変わるかと思いますが、私は自動車向けのお客様が多く、また品質要求も高いため、品質関連の対応時間が他の営業マンと比べても多かったように思います。私は違いましたが、所属する部署や上司によっても残業の考え方は大きく異なっており、出張後の直帰ができず、定時後無駄に会社へ戻ってくる営業マンもいました。ワークライフバランスはとても満足しているとは言えません。

---

ニチコンの福利厚生

会社が経営するホテルが社員割で安くなったりする会社独自のカフェテリアプランがありますが、宿泊施設が長野県にあり、スキーを楽しむ人ぐらいしか利用していなかったので、恩恵を全く感じませんでした。家賃補助制度もないので、貯蓄がなかなかできず、ライフプランの形成は非常に立てにくいと感じました。唯一良いと思った点は、有給休暇は一般的な企業並みに取得できることです。この点についての不満はありませんでした。強いて言うなら、さらにフレックス制度を導入していれば、働きやすさはより感じることができると思います。

---

ニチコンはホワイト／ブラック？

繁忙期は月70時間は残業していましたが、残業代は前述の通りみなし残業制度で固定されていたため、十分な給与が支払われていたと感じることはできませんでした。会長に権力が集中していたので、嫌われると最後、即降格や左遷などの人事があり、働きやすい会社とは思えませんでした。私の上司も左遷組でしたが、引っ越しを伴う転勤通達も配属日の３日前、と非常に杜撰なものでした。