筑邦銀行の評判・口コミ

筑邦銀行への入社理由・志望動機

私の父と兄も銀行員であり、二人からの強い勧めで同社を選びました。また、兄は上京して福岡に帰ってくる見込みも薄かった為、私は必然的に実家に近いところに就職することが暗黙の了解となっていました。正直なところ、それまで金融関係の仕事には全く興味がありませんでしたが、現役で大学を卒業することも厳しかった状況の中、また就職氷河期と言われた時代に同社より内定を頂けた事は、当時としては大きなチャンスを掴んだと周りから羨望されたものでした。

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筑邦銀行での年収・給料：350万円

ボーナスの水準はよかったものの（当時は基本給の290%は出ていたように思います）、毎月の給与はとても労働時間に見合ったものではありませんでした。今でこそ働き方改革などで残業が少なかったりする事もあるかと思いますが、当時は「定時が21時」と言われていました。私たち若手は7時半には出社していましたので、毎日12時間労働は当たり前でしたが、残業はひと月のうちの5日分しかつかなかったのです。これではいくらボーナスの水準が良くても満足のいくものではありませんでした。

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筑邦銀行のワークライフバランス

残業がつく日数が決まっていました。週単位で「今週は誰々さんが残業ね」と残業担当の社員が決定する仕組みです。もちろん、付き合い残業などは当たり前ですので、皆で最後まで残ります。自分の残業担当日以外も全て最後まで残る形でしたので、おおよそ毎日4時間のサービス残業×18日＝72時間のサービス残業（かなり控えめな数字です）は当然でした。それでも持ち帰り残業、土日には昇進試験、通信講座などの課題もたくさんありました。これでどうやったら鬱病にならないのでしょうか。

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筑邦銀行の福利厚生

福利厚生の一貫として、「メモリアル休暇」「連続休暇」「リフレッシュ休暇」たる有給制度がありました。メモリアル休暇は自分の誕生月に1日の有休、連続休暇は年に一度5日間の連続有休、リフレッシュ休暇は年に一度2日間の有休です。これは業務担当の不正防止の為に作られた制度でもありますが、ほぼほぼ若手にとっては全く機能していませんでした。「幽霊勤務」が当たり前だったのです。確かに支店長はちゃんと休みなさいと言うのですが、役席は出てこいと言います。その逆もしかりです。旅行の予約をしていても強制直前キャンセルは当たり前です。私の先輩は新婚旅行もキャンセルした人がいました。

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筑邦銀行はホワイト／ブラック？

今は分かりません。私が在籍していた2000年代前半は間違いなくブラック企業でした。企業には従業員組合というものがあります。従業員組合とは、会社のそのような不適切な仕組みや制度を社員からの申し出を聞き入れ、是正していく組織です。しかしながら、当時の従業員組合の言い分はこうでした。「銀行が大事なら、いらんこと訴えたりするなよ。今訴えられてお前らに追加ボーナス支給の命が下ったら、銀行は潰れるぞ。本末転倒になるぞ」とのことでした。