美十の評判・口コミ

• 勤務先：美十
• 性別：女性
• 年代：20代
• 雇用形態：正社員
• 職種：製造
• ステータス：過去3年以内に在籍していた
• 評価：★★★★★

美十への入社理由・志望動機

子供の頃から食べ物に強い関心があり、大学では食品栄養学を学んだため、自分の興味と知識が生かせる食品で特にお菓子会社で働きたいと思っていました。株式会社美十は、お菓子の製造だけでなく営業、配送、販売など自社の製品を作るところからお客様の手に渡るとこまで担っており、京都土産の生八つ橋を主軸としていました。しかし、近年は洋菓子にも力を入れており、菓子全般に関することに携われることが魅力だと思って志望しました。

---

美十での年収・給料：300～399万円

元々会社が作っている製品や事業内容に魅力を感じて入社したので、給料が多いか少ないかはあまり真剣に考えたことはありませんでした。わたしは一人暮らしで特に切迫感を覚える経済状況になったことはなく、親も現役で働いており、私が養うべき人がいません。また、お金に無頓着な性格ということもあったので、別の会社に就職した友人の給料や、世間一般の平均年収といったものにも全く興味がなかったので、不満とも満足とも思いませんでした。

---

美十のワークライフバランス

ある程度仕方のないことだとは思いますが、配属される部署によって残業やワークライフバランスは全く違いました。デスクワークやある程度自分でスケジュール調整ができる総務や営業では残業が少なく、プライベートの予定も立てやすかったです。反対に取引先のお客様の要望にかなり臨機応変に対応（そのおかげで信頼もされていたとは思いますが）していたので製造の社員はとにかく必死でした。製造中はもちろん製造管理をしなければいけませんが、管理以外に製造効率の改善や新商品の準備などやることが多く、製造終了後にそれに取り組んでいくので、残業は他部署に比べ圧倒的に多かったです。休みも自分の思う通りに取れたことはありませんでした。

---

美十の福利厚生

勤続年数に応じて行ける旅行があったことがとても良かったです。5年勤続旅行ではラスベガスに行けるのですが、自分の自由時間の飲食やお土産代以外は全て会社側で負担してくれました。個人で行くには到底手のでないホテルに宿泊できたり、毎晩のようにプロによるミュージカルやショーを堪能できたのはとても良い経験でした。パートタイマーさん達とも積極的に交流しているので、総務側から福利厚生の利用を個々に進めるようなこともあって、会社全体としては「福利厚生を積極的に利用しよう」という雰囲気がありました。

---

美十はホワイト／ブラック？

「ホワイト企業だと思う」を選びはしましたが、あくまで従業員の半数以上にとってはの話だと思います。福利厚生はある程度充実していて部署間の風通しも良く、パートタイマーさんからの評判も良かったです。多くの社員が誇りを持って自社の製品を扱っていました。しかし、残業・ワークライフバランスの部分でも述べたように、製造社員の負担があまりにも大きすぎると感じていました。

美十に満足していること

私が働いていた部署は、土日は完全に休みでしたが祝日は関係なく仕事でした。そのため月１回、平日に休みを取ることができました。どこも空いているので、買い物に行ったりリフレッシュできました。また、ゴールデンウィーク、お盆、お正月なども曜日の並びによっては休めないので、年２回５日以上の連休を取るように言われていました。これも、飛行機の値段が安い時期に旅行することができ、良かったです。連休は取らない人も多かったですが、私が辞めるときにはほぼ義務づけられていたので、今はみんな取れているかもしれません。

それなりに残業も多く、体力的にもきつい仕事でしたが、京都が本社ということもあってか給料は良かったと思います。（私が働いていたのは地方の工場でした。）業績が良い年には、夏冬に加え年度末にボーナスも出ました。短期パートも含め全員に。途中入社の正社員ではなかったため（嘱託社員）、退職金は出ないと言われていましたが、貰えました。また、寿退社だったのですが、社長の厚意でお祝いに数万円退職金にプラスしてもらいました。

---

美十への不満

製造量が多く、その日の分を製造するのだけで精一杯といった感じでした。機械プラス、パートの流れ作業で、主な仕事はパートのお世話係です。年配の人が多く、個数間違いなどのクレームが頻発したため、製造された商品を検品する日々。改善作業をやりたくても、必然に終業後になってしまい、残業になってしまいます。残業まではしたくないので、改善は後回しで、とりあえず日々製造でした。残業してでも、良くしたい！楽しい！と思える人には合っているかと思います。

とにかくワンマン社長でした。気に入った社員を運転手にして、期待通り仕事が出来、自分と合うようなら出世コースに、気に入らなければ他工場に飛ばしたりしていました。鬱病になって退職された人もいました。忘年会、新年会も社長の都合に合わせるため、パートが出席できない平日に開催されたこともあります。盛り上がりが悪ければ、担当社員が怒られ始末書。その他、新入社員歓迎会などの集まりに社長が来るときは、新入社員より社長の接待でした。

---

美十はホワイト／ブラック？

勤務時間が長いと思います。サービス残業も多いです。労働基準監督所が入ったこともありました。連休を取る、時短勤務など制度はしっかりしていますが、私が働いていたところでは、その制度は全く無いものとして認識されていました。

社長のイエスマンだと思います。上手に喋れて、機嫌を取れる人。自分を抑えてでも、上手くやっていける世渡り上手な人。私は製造部にしかいませんでしたが、他工場には専門的な部署もあり、そこが自分に合う人も良いかと思います。