総合商社で営業事務として働く！仕事内容・年収・やりがい・将来性について

私は金融商品取引をする部門のバックオフィス業務をしています。具体的には金融機関相手に外国為替やスワップ取引、または借入や社内部署や関係の会社との金融取引に関し、フロント業務の方が締結した契約のシステム入力確認やその後の書類の整備、また管理確認などとの後処理をしています。

またその金融商品取引に関する社内外向けの報告書作成もしています。日々の業務は確認作業が多くなっていますが、各種法律に沿った行動が求められる仕事です。

バックオフィス業務は確認作業がメインなので、営業と違って大きなプロジェクトを動かすような達成感はありませんが、企業内のインフラとして、毎日を何事も滞ることなく進めることが使命となっています。目の前に積まれていく書類やシステム上の依頼が来る業務を次々にこなしていき、目の前のものがどんどんなくなっていくことを楽しく思えるようになってきました。一日や月次の業務がいつもより早く終わると、達成感が得られます。

毎日同じことの繰り返し業務でつまらなく感じる人もいるかと思います。また業務の相手は金融機関なので、締め切り時間に厳しく、1分でも遅れてはいけないことが多々あります。特に為替取引においては世界のニュースによって損益が秒単位で変わってしまうため、秒を惜しんで大きな声で強い口調で伝えてくる人もいて、その点について心が辛くなることもあります。

目の前の仕事を着々とすばやくミスなく取り組める人はこの仕事に向いていると思います。社内インフラとしての使命として、毎日を何事もなく進めることが大事なので、業務の基本動作を誤りなくこなせることが第一だと考えます。

私の部署（金融）の場合、時間にもシビアなので、時間の読みが良くて締め切り時間をきちんと守れるひとが仕事上の信頼も得ていくと思います。

大雑把でどんぶり勘定の人は向いていないと思います。総合商社の場合、大きなプロジェクトを長期間かけて交渉して進める仕事になります。扱う金額は大きく、取り扱いを間違えるとそのまま大きな損害になってしまうので、大雑把な方には処理も時間管理もお任せされないでしょう。

どちらとも言えないです。どんなに将来AIが進化したとしても必ずなくならない仕事だと思います。いかなる企業もリスク管理や資金調達、決済といった業務は企業である限り発生するので業務はなくなることはないはずです。

しかしながらその一方で必ず人が手を動かさなければならないことはそんなに多くはないので、今後はシステムに取って変わられる業務も部分的には出てくるでしょう。業務に必要な人員の規模や時間は縮小されると予想されます。