アイネスの評判・口コミ

• 勤務先：アイネス
• 性別：男性
• 年代：30代
• 雇用形態：正社員
• 職種：システムエンジニア
• ステータス：過去3年以内に在籍していた
• 評価：★★★★☆

アイネスへの入社理由・志望動機

新卒入社です。当時同じく就職活動をしていた友人が同社より内定を貰い、良い会社だと聞いたのが直接の志望動機です。その後会社の事を調べ、1部上場企業であり、志望していたSIerである事、1次受けで開発以外の経験も積めそうだと考えて志望しました。筆記試験は散々な結果でしたが面接まで進む事が出来、面接官だった人事の方の印象がとても良く、内定を貰って即入社を決めました。

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アイネスでの年収・給料：400～499万円

入社当初はよくある年功序列型の企業でした。入社してから2年ほどは残業が多く、今では考えられませんが月100時間近く残業する事もあり、会社に泊まる時もありました。そのため、基本給は上がらなくとも残業代が沢山出るので給料が低いと思った事はありませんでした。その傾向は10年目位まで続き、基本給＋残業代で同業他社よりもやや上、位の給料だったのではないかと思います。11年目を過ぎたあたりから残業代の多さが問題視され、残業抑制のため様々な対策が取られるようになりました。上司も残業に厳しくなり以前の様に残業代で稼ぐ様な事は出来なくなりました。結果、勤続年数の割に低めの基本給だけが残る事になります。また、この頃から年功序列から能力主義の人事評価がされる様になり、仕事の出来ない人は徐々に手取りが減っていきました。お恥ずかしながら自分もその一人です。年功序列から能力主義への移行も、残業の抑制も昨今の情勢を鑑みれば当然の事だと思います。結果、有能な人はちゃんと給料が貰えて、無能な人は給料が低くなっているのではないでしょうか。その様な思いから「どちらでもない」と回答しました。

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アイネスのワークライフバランス

首都圏限定ですが、どういう訳か3〜4年おきに社屋を移転します。私の上司は埼玉県に戸建てをローンで購入し、そこから通勤していたのですが、春日部→赤坂→溜池山王→横浜→三番町→晴海と社屋を移転しているため、通勤時間1時間未満だったのが当時は3時間近くかけて通勤してしました。独身の社員は賃貸の人が多い為まだマシですが、それでも引っ越さなければ不便なので、20万円弱かけて引っ越します。ですが、補助等は特になく全て自腹です。ワークライフバランスの観点とはズレてしまうかもしれませんが、今でもあの引っ越しには何の意味があったのか疑問です。もう1点は育児休暇についてです。首都圏は社員数が多い為あまり表面化しませんが、地方の支社で社員一人が出産・育児のために休職するとその皺寄せを吸収出来るだけの人員が無く、残業・休日出勤続きになります。ただ、残業・休日出勤も法令の許容範囲内に収める必要があるため、捌き切れずにプロジェクトが破綻する事もあります。この会社に限った話ではない、どこにでもある話だと思いますが、制度に体制が追いつてないと思う場面は多々ありました。

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アイネスの福利厚生

一部上場企業なだけあって福利厚生については一通り揃っており、産休・育休・介護休暇・保養施設・保育施設などが揃っています。特に保養施設についてはほぼ全国をカバーしており、1週間の夏季休暇を利用してそう言った施設に家族で遊びに行く社員も多かった様に思います。各種休暇等について、よく聞くような上司に嫌な顔をされるのは（少なくとも表面上は）見た事はありません。もちろん一部には出産＝寿退社の様な固定観念を持った人もいましたが、大体左遷済みなので恐らく大丈夫ではないでしょうか。当然ですが、自分の仕事は一通り片付け、引き継ぎまでする事が前提です。

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アイネスはホワイト／ブラック？

担当する業務によっては非常にブラックな勤務になる事は否定しません。ただ、法令遵守の意識は高いため、昔の様な本当にブラックな働きは出来ませんし、させてもらえません。少なくとも管理職クラスになるまでは一時的にブラックな勤務をする事はあっても、法令の範囲内に収まるように調整されます。ただ、今も同じか分かりませんが、管理職になって以降は要領よくやらないと、良く言えばプレイイングマネージャー的な動きをすることになる為、非常にブラックな勤務になります。

アイネスに満足していること

当初開発に携わる部署にいましたが、体調に不安を抱えていたためやむなく異動を願い出ました。当時関わっていた方々と苦楽をともにしており、そこから離れることはとても心苦しかったですが、懐の広い方ばかりで、笑顔で送り出していただきました。異動後は、介護などの家庭の事情により、ご迷惑をおかけしてしまったことがありましたが、ご理解いただきその後もさまざまなフォローをいただきました。人間関係には本当に恵まれていたと感じています。

裁量労働制など、業界的にはブラック企業と呼ばれるところも多く、会社の都合で従業員の方がつぶされてしまうケースも聞きましたが、勤務していた部署では少なくともサービス残業は厳しく制限され、適切な賃金が支払われていました。昇給も同規模の他社に比べ、優遇されていると思いますし、その他、手当も充実していることから、結果モチベーションの高い従業員が多く、経営状態にも好影響を与えていたのではないかと感じていました。

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アイネスへの不満

大手のベンダーに比べ、技術力の低さは否めなかったと思います。自社製品の開発を進めるにあたって、独りよがりになってしまう部分があり、お客さんの要望がしっかりと反映されていないことがままありました。将来的な発展を目指すのであれば、お客さんからの要望に対し、真摯に向き合い、一時的な採算を度外視するような覚悟で製品のクオリティや従業員の技術力向上に努め、また協力会社との連携を図っていく必要があると感じていました。

自社製品に長期的なビジョンが見えることはほぼなく、その場しのぎの機能を盛り込む事例をよく見かけました。クラウドやネットワークにより、さまざまなデータ連携を行っていくことが今後の課題であることはもはや明白で、連携できないシステムをいくら開発しても展望は開けないと感じます。同じコストをかけるにしても、最終的に価値のあるシステム全体のイメージを共有することができれば、チームが有効に機能し、製品をつくりだす喜びがそこに生まれるのだと思います。

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アイネスはホワイト／ブラック？

業界全体や他の分野の話を聞くと、決して恵まれていないわけではないというのは社員全体がかんじていたところだと思います。コンプライアンスは今後さらに重要性を増す一方だと思いますので、ブラック化することはないと思います。

技術力のない人にとっては、指令のすべてが無理のあるボリュームとなり、ブラックであるという認識をされる可能性があると思われます。また、基本的には適正な業務量かややそれよりも多い程度ということが基準になっていると思いますが、デスマーチ等により配属部署によって不可避的にブラック化してしまう可能性は十分あります。