クレーンオペレーターってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

建築現場でクレーンの運転をしています。出張が多く、現場毎に1週間から1年程の期間で全国を飛び回っています。仕事内容は現場ごとに微妙に違いますが、鉄骨建て方の相番、鉄筋コンクリートの資材揚重、足場材の揚重、重量物の搬入出等の揚重作業、また現場では各職の玉掛け者、合図者の指示、合図で巻上げ、巻下げ、起伏、旋回を運転席でレバー操作しています。自分の機械での仕事が無い時は他のクレーンの組バラシの作業員として仕事をすることもあります。

「建築現場で建物が出来ていく様子を自分の吊った荷物で作っていく」と考えると楽しくなります。現場で職人さんと仕事していますが、一現場終わる毎に職人さんや監督さんと「ありがとうございました」と言い合って笑顔で別れる時は無事終わって良かったなぁとやりがいを感じます。私はもともと12tラフタークレーンから乗り始め、会社を変える度に16tラフター、25tラフター、120tオルターと大きなクレーンに乗り換え、給料も乗り始めた月給10万から約5倍まで増えました。

クリーンオペレーターとして働くまでは、見ていて「楽しそうだな」「楽そうな仕事だな」と思っていました。しかし実際に乗ってみると楽な仕事ではありませんでした。まず思い通りには機械は動いてくれませんし、吊る荷物も落下させてしまえば簡単に事故が起きてしまいます。そのため、プレッシャーがきついです。

また現場ではクレーンは職人さん無しでは何も仕事が出来ません。クレーン免許は国家資格ですが、クレーンは現場では使われる側で立場が弱く、気を使います。

まずスムーズに仕事をするうえで「現場で職人さんや、監督と仲良くなれること」はとても重要だと思います。クレーンの操作が上手い下手というよりも、コミュニケーションが取れないと現場で作業がしづらくなるからです。

そのため、まずは無愛想は向かないといえるでしょう。いくら技術があっても無愛想で、言われた事に素直に従わない等の横柄な態度で居ると現場でオペレーターをチェンジしてくれと言われてしまうこともあるようです。正直自分は技術は無い方ですが、愛想と従順さで現場に受け入れられている気がします。笑

どちらとも言えないです。

東京オリンピックの関係で関東地方は忙しくなっていると聞きます。一方で、東京オリンピックが終われば建築業界全体が暇になってしまうんじゃないか、という説もあるようです。少なくとも今は需要があるので、将来を期待したいです。