トラックドライバーってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

私の勤務している運送会社は関東にあり、そこから主に関東一円にトラックで貨物を運んでいます。月に数度か、関西、中部、東北あたりまで行くこともあります。

主に業者間の輸送で、宅配や一般客相手の引っ越しなどはやっていません。得意先は、地元の工業団地内などの金属加工業、化学工業、各種製造業、リサイクル業等々が数十件と、国際空港内の貨物代理店が数件ほどです。空港関係は輸入貨物を多く扱いますが、輸出貨物を出先から引き取り、空港内に搬入することも良くあります。

トラックドライバーには「トラックそのものが好き」という人が結構いて、そういう人は色々自分好みに装飾したりランプ類を改造したりしながら、仕事を楽しんでいるようです。私はトラックそのものがさほど好きではなく装飾や改造等も全く興味がありません。ただ車を運転するのは好きなので、長距離運行等はドライブに行くような気持ちでやっています。景色のよいパーキングエリアで休憩できた時は、疲れも取れるような気がします。

今はほとんどの荷物の積みおろしはフォークリフトで行いますが、たまにフォークリフトを使えない場所での積み卸しや、フォークリフトがそもそもない所に行った場合、すべて手積み手おろしになります。私勤務する会社では助手は付けずドライバー１人なので、4tトラック1台分の荷物を積み卸しはちょっとした重労働になり、そこがちょっときつい所です。

あとこの仕事できついといえば長距離などで翌朝の着時間が決められている時です。睡眠が思うように取れなかったり、運転していて眠くなったりします。

先ほども言ったように「運転が好きな人」「トラックが好きな人」が向いていると思います。また長い時間１人で運転し続けなければならないので、孤独でも平気な人が向いていると思います。

一方で、長い渋滞に巻き込まれたりするのは日常茶飯事なので、せっかちな人は向かないかも知れません。昨今はアオリ運転が問題視されていますが、せっかちな人はそういう運転をしがちなのでやめたほうが良いでしょう。そういう人が一人でもいると、すべてのトラック運転手が世間からそういう目で見られてしまうので、とても迷惑です。

あまり将来性があるとは思いません。

最近はドライバーになる若い人が少なくなっているのは事実です。それは免許制度の問題だけではないと思います。将来は自動運転・AIの発達で無人化運転が進み、トラックドライバーはいらなくなるでしょう。いままでドライバーをやっていた人が違う仕事に就けるよう、教育などを充実させてより良い社会になれば良いと思います。